「落語家になったからには何かは残さなくちゃさびしい。よく言うんですが、落語を残すのも、落語のお客さんを残すのも、落語家の責任だと思うんですよ」
1966(昭和41)年から、『笑点』大喜利メンバーおよび司会者として50年もの長きに渡り日曜夕方の顔であり続け、国民の誰もに知られる知名度を得た、軽妙で洒脱な落語家・桂歌丸が、「笑点の歌丸」ではなく、「落語家の歌丸」として晩年に満を持して取り組んだ畢竟の大作の怪談噺「牡丹燈籠(ぼたんどうろう)」と「真景累ヶ淵(しんけいかさねがふち)」。
 落語の神様・三遊亭圓朝(1839年〜1900年)が創作した古典・長編怪談落語を、月に一度、数カ月に渡って「横浜にぎわい座」にて演じた《通し公演》を収録した、まさにお宝ものの貴重なDVDです。マクラから引き込まれる噺ぶり、どちらの題目も完成度は極めて高く、、その美しいこと、怖ろしいこと……。後世に語り継がれる熱演といえます。好事家ならずとも、ぜひ、手許に持っていたいDVDです。味わい深い高座を、堪能できます。
さあ、あなたも、いまスグどうぞ。数に限りがあります。お早めにお申し込みください。
●第一話『お露と新三郎』
●第二話『お札はがし』
●第三話『栗橋宿』
●第四話『関口屋のゆすり』
※桂歌丸と玉置宏の記念落語対談
三遊亭圓朝の代表作。若林王甘蔵・酒井昇造によって速記され、和綴じ本として明治17年に出版され大ベストセラーに.言文一致運動にも影響を与えたことでも落語家・圓朝の功績としても知られている。
カランコロンの下駄の音で知られるお露の幽霊と新三郎のストーリーと、忠僕孝助による仇討のストーリーが交互に絡み合いながら進行してゆく、高座の話芸の計算された妙味.冷や汗が出る程の恐ろしさ。刀屋の名を持つ発端、お露と新三郎の馴れ初めから、「お札はがし」「栗橋宿」「関口屋のゆすり」が演じられる。
●第一話『宗悦殺し』
●第二話『深見新五郎』
●第三話『豊志賀の死』
●第四話『勘蔵の死』
●第五話『お累の自害』
●第六話『湯灌場から聖天山』
●第七話『お熊の懺悔』
※特典映像/楽屋でのインタビュー
旗本深見新左衛門が金貸しの鍼医皆川宗悦を切り殺したことを発端に、両者の子孫が次々と不幸に陥っていく噺と、名主の妻への横恋慕を発端とする敵討ちの愛憎の顛末。前半部分は特に傑作と言われ、抜き読みの形で発端部の「宗悦殺し」、深見新左衛門の長男新五郎が皆川宗悦の次女お園に片恋慕する悲劇「深見新五郎」、新左衛門の次男新吉と宗悦の長女である稽古屋の女師匠豊志賀との悲恋「豊志賀の死」から、話はめぐって「湯灌場から聖天山」「お熊の懺悔」までのくだりなどが、かつては六代目三遊亭圓生、林家彦六などが得意とした。歌舞伎化や映画化もされている。